flora of AEA

特別養護老人ホーム フローラユーワ

 この建物は、1フロアに2ユニット(1ユニット10人)の5階建て、100室すべてが個室の新型特養です。外観は、いわゆる施設然とした感じはなく、一見すると集合住宅の佇まいに見え、周辺環境とも違和感なく馴染んでいます。

設計主旨

 敷地の規模と施設規模(100室の個室)を踏まえ、低層高密度の計画ではなく、居住性・機能性などの点でより総体的に良好な中層棟の計画としました。

 建物の外観はいかにも特養といった施設らしさを避け、居室に個別のバルコニーを設けるなど、集合住宅のような住まいにデザインしました。

 外観は周囲の住環境に馴染み、親しまれる建物となることを意図しており、外壁タイルもその意図に沿ったテクスチャー、色彩を採用しています。

 居室(個室)と共同生活室は、全室が南東または南西の光が差し込む配置にして、良好な居住性を確保しました。

 特に共同生活室では、入居者のリビングでありダイニングルームでもあることから、安全確保のために死角を作らない工夫を施しています。

建築主 社会福祉法人穏寿会
施工者 阿部建設株式会社

フローラユーワ02.jpg南面に散歩ができる公園
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写真;堀内広治